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現代産業組織論
  
R.クラーク 著 福宮賢一 訳
A5判・並製・400頁
(本体3,300円+税)
ISBN 4-8115-1198-0 C1033
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内容概略
 産業組織論の先端を開拓しつつある気鋭の研究者が、最新の理論的・実証的展開を豊富にとり入れながら、標準的な分析のフレームワーク(いわゆる構造―行動―成果バラダイム)から経済的厚生と公共政策の問題までを明快に説く入門書。
 戦略的参入阻止行動、利潤率と市場構造、広告、技術進歩と普及速度など、ポイントとなる主題をバランスよくカバーし、問題意識の新しさを随所に見ることができる本書は、現代の産業組織論の体系を効率よく理解するための好個のテキストである。

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目次

第1章 序論
 1.1 分析のフレイムワーク
 1.2 諸思想学派
 1.3 本書のプラン
第2章 市場集中
 2.1 市場集中の特徴と計測
 2.2 市場集中の現状
 2.3 集中の理論
 2.4 要約と結語
第3章 寡占価格理論
 3.1 理論的アプローチ
 3.2 寡占的協調
 3.3 要約と結語
第4章 参入障壁
 4.1 ベインの「新たな競争に対する障壁」
 4.2 参入阻止価格理論
 4.3 最近の理論的展開
 4.4 要約と結語
第5章 利潤率と市場構造
 5.1 理論的諸問題
 5.2 実際的な諸問題
 5.3 実証的証拠
 5.4 要約と結語
第6章 広告
 6.1 広告の諸理論
 6.2 広告と競争
 6.3 要約と結語
第7章 技術進歩
 7.1 研究活動の経済学
 7.2 技術進歩と競争
 7.3 新技術の普及
 7.4 要約と結語
第8章 垂直的統合
 8.1 垂直的統合の性質とその範囲
 8.2 垂直的統合の諸理論
 8.3 「独占」動機による垂直的統合
 8.4 要約と結語
第9章 コングロマリット型多様化
 9.1 多様化:計測尺度と実証的証拠
 9.2 多様化の規定要因
 9.3 多様化の帰結
 9.4 要約と結語
第10章 独占の社会的費用
 10.1 一般的問題
 10.2 初期の推定値
 10.3 最近の研究
 10.4 要約と結語
第11章 制限的取引慣行政策
 11.1 取引制限的協定
 11.2 企業単独の慣行
 11.3 要約と結語
第12章 独占および合併政策
 12.1 独占政策
 12.2 合併政策
 12.3 要約と結語
参考文献
訳者あとがき
索引

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著者

R.クラーク 著 福宮賢一 訳

福宮賢一(ふくみや けんいち)
明治大学商学部教授

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