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書籍のご案内

現代国際経済学・国際マクロ
  
W.J.イーシア 著 小田正雄、太田博史 訳
A5判・上製・336頁
(本体3,200円+税)
ISBN 4-8115-2701-1 C1033
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内容概略
 本書はW.J.Ethier「Modern International Economics」第2版の邦訳である。
 本書の特長は、1980年代に大きく前進した国際経済学のNew Trade Theoryの成果を十分にとり入れたこと、驚異的アプローチの重要性を指摘、様々な側面に適用したことにある。また、テキストとしてもキー・コンセプト、ケース・スタディ、練習問題、カコミ記事、参考文献などすばらしい工夫で充実をはかっている。
 邦訳では原著のReal Part (Chap.1~6)とAppendixを[国際貿易]、Monetary Part(Chap.7~12)、を[国際マクロ]に収録。

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目次

第1章 序論
第Ⅰ部 国際貨幣理論とその応用
第2章 為替レート
 2.1 国際収支勘定
 2.2 国際的貨幣均衡
 2.3 為替レート調整
 2.4 為替レート制度
 2.5 現実の為替制度
 2.6 国際資本移動性
 2.7 ポートフォリオ・バランスと為替レート
 2.8 金融政策と為替レート
 2.9 より一層の研究のために:資本移動の異時的分析
 2.10 より一層の研究のために:アメリカの経常収支赤字の異時的解釈
 2.11 ケース・スタディ:為替レートモデルの実証的推定
 2.12 要約
第3章 自動調整プロセス
 3.1 国際貨幣均衡
 3.2 自動調整プロセス
 3.3 通貨制度
 3.4 ケース・スタディ:1880-1914年の金本位制
 3.5 国際収支と国内銀行制度
 3.6 ゲームのルールと貨幣政策
 3.7 ケース・スタディ:1960年代の西独
 3.8 準備通貨
 3.9 要約
第4章 国際マクロ経済学
 4.1 基本的な所得支出理論
 4.2 輸入需要
 4.3 ケース・スタディ:メキシコ、フランスおよびその他の国
 4.4 簡単な外国貿易乗数
 4.5 より一層の研究のために:一般均衡
 4.6 所得調整
 4.7 総需要曲線
 4.8 国際的な価格連鎖
 4.9 相対価格調整:弾力性アプローチ
 4.10 より一層の研究のために:非貿易財
 4.11 保蔵とマイナスの保蔵:マネクリー・アプローチ
 4.12 固定為替レート下の内外均衡
 4.13 変動為替レート下の総需要管理
 4.14 ケース・スタディ:1980年代のアメリカの経験
 4.15 国際調整のレビュー
 4.16 ケース・スタディ:為替レートのボラタリティ
 4.17 変動為替レート
 4.18 より一層の研究のために:開放経済下のIS-LM分析
 4.19 要約
第Ⅱ部 国際貨幣理論のより一層の応用
第5章 国際マクロ経済政策
 5.1 政策ジレンマ
 5.2 ブレトン・ウッズ体制
 5.3 実際のブレトン・ウッズ体制
 5.4 ケース・スタディ:1969年のフランの切下げ
 5.5 ブレトン・ウッズ体制の崩壊とその後
 5.6 国際通貨改革の問題
 5.7 要約
第6章 国際金融市場
 6.1 外国為替市場
 6.2 ケース・スタディ:外国為替市場とエレクトロニックス時代
 6.3 ケース・スタディ:外国為替取引高
 6.4 先物市場
 6.5 より一層の研究のために:先物為替市場の均衡
 6.6 外国通貨先物とオプション
 6.7 ユーロ・ダラー市場
 6.8 ケース・スタディ:イラン資産の凍結
 6.9 ユーロ・カレンシー市場は規制されるべきか
 6.10 ケース・スタディ:ユーロ・ダラー乗数とは何か
 6.11 外国為替市場の効率性
 6.12 国際信用市場
 6.13 要約
第Ⅲ部 現代世界経済
第7章 経済統合
 7.1 偏った統合の基礎理論
 7.2 偏った統合の現実
 7.3 ケース・スタディ:ヤッピー貿易戦争はなかった
 7.4 ケース・スタディ:ヨーロッパ通貨制度
 7.5 ケース・スタディ:共通農業政策
 7.6 中央計画経済の国際貿易
 7.7 ケース・スタディ:振替ルーブル
 7.8 非対称的統合:東西貿易
 7.9 ケース・スタディ:悲劇の国ポーランド 
 7.10 ケース・スタディ:Kama River工場と大パイプライン事件
 7.11 ケース・スタディ:米ソ小麦貿易
 7.12 LDCsの債務問題
 7.13 要約
第8章 エピローグ
事項索引
人名索引

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著者

W.J.イーシア 著 小田正雄、太田博史 訳

小田正雄(おだ まさお)
関西大学経済学部教授

太田博史(おおた ひろし)
神戸商科大学教授

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