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経済数学
―基礎と応用  
ウィリアム・ノヴシェク 著 奥口孝二、小林信治 訳
A5判・並製・370頁
(本体3,200円+税)
ISBN 4-8115-4191-X C1033
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内容概略
 本書の第1の特徴は、最適化問題や均衡の変化を分析する際の重要なツールである非線形計画法および比較静学について体系的かつ詳細な説明がなされている点である。また、ダイナミック・プログラミング、対応、線積分といったトビックスについて、経済問題との関連に十分配慮しつつ解説を加えている。練習問題があるのは当然だが、さらに総頁の約四分の一を占める詳細な解答例が付録されており、テキストとしてはもちろん自習書としても使いやすい。

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目次

第1章 1変数の微分積分学の復習
 1.1 イントロダクション
 1.2 関数
 1.3 グラフ
 1.4 傾き
 1.5 極限
 1.6 連続
 1.7 1点における微分係数
 1.8 導関数
 1.9 微分の基礎的公式
 1.10 指数関数および自然対数関数
 1.11 チェイン・ルール(連鎖律)
 1.12 高階導関数
 1.13 テイラー級数
 1.14 最適化
 1.15 陰関数微分
 1.16 微分
 1.17 定積分
 1.18 原始関数と微分積分学の基本定理
 1.19 不定積分
 1.20 積分の基礎的公式
 1.21 部分積分
 1.22 変数の変換
 1.23 広義積分
 1.24 積分記号下の微分
 1.25 微分方程式
第2章 線形代数
 2.1 イントロダクション
 2.2 部分空間
 2.3 連立方程式
 2.4 スカラー積と超平面
 2.5 最適化に関する予備的定理
 2.6 固有値と2次形式
 2.7 半定符号行列
 2.8 ドミナント・ダイアゴナル行列
第3章 基礎解析
 3.1 イントロダクション
 3.2 閉集合と開集合
 3.3 コンパクト集合
 3.4 凸集合
 3.5 分離定理
第4章 対応
 4.1 イントロダクション
 4.2 対応の連続性
 4.3 最大値定理
第5章 多変数の微分積分学
 5.1 イントロダクション
 5.2 レベル曲面
 5.3 グラディエントと接平面
 5.4 チェイン・ルール(連鎖律)
 5.5 テイラーの定理
 5.6 制約条件のない場合の最適化
 5.7 等式制約のもとでの最適化
 5.8 制約条件付最適化に関する1階の条件
 5.9 最適化に関する2階の条件
 5.10 凹関数、凸関数、および大域解
 5.11 双対性
 5.12 同次関数とホモセティック関数
 5.13 半連続関数
第6章 非線形計画・要約
 6.1 イントロダクション
 6.2 解法の手順
 6.3 例題
 6.4 代替的な手順と暗黙の仮定
第7章 比較静学
 7.1 イントロダクション
 7.2 簡単な陰関数定理
 7.3 一般的比較静学の手順
 7.4 ラグランジュ乗数の解釈
 7.5 包絡面定理
 7.6 不等式制約
 7.7 消費者理論への応用
第8章 比較静学・要約
 8.1 イントロダクション
 8.2 解法の手順
 8.3 例題
 8.4 代替的手順
 8.5 包絡面定理
第9章 線積分
 9.1 イントロダクション
 9.2 線積分と径路独立性
 9.3 線積分の利用による余剰測度
第10章 安定性
 10.1 イントロダクション
 10.2 局所的および大域的安定性
 10.3 線形システム
 10.4 線形近似システム
 10.5 リアプノフ関数
第11章 タイナミック・プログラミング
 11.1 イントロダクション
 11.2 有限期間離散時間問題
 11.3 無限期間
 11.4 確率的ダイナミック・プログラミング 
解答例
参考文献
索引

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著者

ウィリアム・ノヴシェク 著 奥口孝二、小林信治 訳

奥口孝二(おくぐち こうじ)
岐阜聖徳学園大学教授

小林信治(こばやし しんじ)
日本大学経済学部教授

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