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農林業と環境評価
―外部経済効果の理論と計測手法
浅野耕太 著
A5判・上製・192頁
(本体3,000円+税)
ISBN 4-8115-4791-8
本書は環境評価の経済学的手法を紹介解説するとともに、それを農林業の外部経済効果の評価に応用したものである。
農業経済学、環境経済学、資源経済学の分野の内外の学会誌には、毎号のように環境評価手法の理論的考察やその応用が掲載されるようになってきているが、教科書としてはFreemanやJohanssonが大学院レベルでは用意されているものの、日本語で書かれたものはきわめてすくなく、この分野に興味をもった学生が何を手がかりに研究を始めたらよいか戸惑っているのが現状ではなかろうか。
本書はこの「断絶」を埋めようとするささやかな試みである。(本書「はしがき」より)
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序 章 本書の課題と各章の梗概
第1章 農林業の外部経済効果
第2章 農林業の外部経済効果の評価
第3章 需要の双対性理論の環境便益評価への応用
第4章 供給側オプション価格とその計測法
第5章 最小二乗スプラインによる農林業の外部経済効果の評価
第6章 ブートストラップ法による水田の外部経済効果の評価の信頼性の検討
第7章 水田の外部経済効果の厳密厚生測度による評価
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浅野耕太 著
浅野耕太(あさの こうた)
1962年高知県に生まれる。1985年京都大学農学部卒業。現在、京都大学農学部助手。
主著に、『農林業の外部経済効果と環境農業政策』(多賀出版、1995、共著)、『現代統計学を学ぶ人のために』(世界思想社、共著)など。訳書に、ヨハンソン著『環境評価の経済学』(多賀出版、1994、共訳)がある。
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