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書籍のご案内

近世の国学と教育
  
山中芳和 著
A5判・上製・304頁
(本体3,000円+税)
ISBN 4-8115-4801-9
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内容概略
 これまで思想史、政治史、神道史、歌学史などの諸側面から多様な考察がなされてきた近世の国学に関して、教育史の視座に基づき、国学の受容と普及という問題を中心に、国学の学びを動機付ける意識や学びの様相、国学学習者の組織化としての社中の形成とそこでの学びの展開、国学の民衆教化論としての歴史的意義などを明らかにしようとしたものである。(本書「はじめに」より)

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目次

第1章 本居宣長の思想と鈴屋の教育
第2章 門人の修学過程における鈴屋の位置
第3章 国学における地方社中の形成と「学び」の展開
第4章 藤井高尚の国学における教化性
第5章 幕末期国学の地域における展開
第6章 村落指導者宮負貞雄の国学受容と民衆教化

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著者

山中芳和 著

山中芳和(やまなか よしかず)

1948年 三重県四日市市に生まれる
1971年 三重大学教育学部卒業
1972年 三重大学教育専攻科修了
1981年 広島大学大学院教育学研究科博士課程修了
現 在 岡山大学教育学部助教授
専 攻 教育学・日本教育史

主著 「平田派国学者の学校構想」
   (井上久雄編『明治維新教育史』吉川弘文館、1984)
   「近世の教育と教育観」
   (寄田啓夫・山中芳和編著『日本教育史』ミネルヴァ書房、1991) 
   「教育理念の模索と臣民像」
   (三好信浩編『日本教育史』福村出版、1993) 
   など

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