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書籍のご案内

イントロダクション経済学〔第6版〕
  
小淵洋一 著
A5判・上製・336頁
(本体3,200円+税)
ISBN 4-8115-2945-6 C1033
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内容概略
本書は、変わりゆく経済社会を念頭におきつつ、そこに生起する経済問題を理解したり、解答を与えたりするに際して、今日では通説となっている経済学の基礎的な理論を提供しようとするものである。説明は、図表、具体的な事例、数値例を用いて、できるだけ理解し易くするように工夫されている。また、各章の最初に「学習のポイント」、巻末にそれぞれの章の練習問題として「考えてみよう」を掲げてある。
 構成は第1章、現代の経済社会と経済学に関する問題、第2章-8章はミクロ経済学、第9章-第14章はマクロ経済学、第15章は国際経済に関する問題と、バランスのとれた内容構成になっている。

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目次

第1章 現代の経済社会と経済学
 1.経済社会の基本的経済問題
 2.経済学の2つの世界
 3.現代経済社会の経済問題
 4.現代の政府にはどのような役割が求められているか
第2章 消費者と効用の最大化
 1.消費者行動の基数的アプローチ
 2.消費者行動の序数的アプローチ 
 3.消費者行動は他の消費者の消費や広告・宣伝によって影響されるか
第3章 企業と利潤の最大化
 1.利潤を最大にする生産量はいかにして決定されるか
 2.総費用を最小にする生産方法はいかにして決定されるか 
 3.現代の企業とその新しい役割
第4章 市場の需要と供給
 1.市場の形態
 2.需要量の変化と需要の変化はどうちがうか
 3.供給量の変化と供給の変化はどうちがうか
第5章 市場価格の決定とその変化
 1.市場価格はいかにして成立するか
 2.市場価格はなぜ変化するか――均衡価格の変化
第6章 価格の変化と需要量、供給量の変化
 1.弾力性の概念にはどのようなものがあるか
 2.弾力性と需要、供給の変化
第7章 独占、寡占市場と価格の決定
 1.独占市場と価格
 2.不完全競争下における価格の決定
 3.寡占市場と価格
 4.価格メカニズムの限界
 5.規制と規制緩和
第8章 賃金、利子、地代の決定
 1.賃金の決定
 2.利子率の決定
 3.地代(レント)の決定
 4.所得分配と2つの側面
第9章 貨幣の需要と供給
 1.フローとストック
 2.貨幣の本質と機能
 3.貨幣の需要と供給
 4.貨幣数量説
 5.インフレーションとその対策
第10章 国民経済の活動水準と国民所得の循環
 1.経済活動水準は何によって捉えられるか
 2.国民所得の5つの概念
 3.国民所得はどのように循環しているか
第11章 国民所得の決定と乗数プロセス
 1.ケインズの有効需要の原理とその概要
 2.国民所得はどのようなメカニズムを通じて決定されるか
 3.投資の国民所得に与える影響
 4.政府活動を含めた国民所得の決定と政府支出の乗数効果
 5.外国貿易の国民所得に与える効果
第12章 国民所得と利子率の同時的決定のメカニズム
 1.マクロの部分均衡分析と一般均衡分析
 2.IS曲線、LM曲線とはどのような曲線か
 3.国民所得と利子率の同時決定メカニズム
 4.IS曲線、LM曲線のシフトと均衡水準の変化
 5.IS-LM分析と財政政策・金融政策の効果
第13章 景気循環と経済政策
 1.景気循環とその種類
 2.景気循環のメカニズム
 3.なぜ景気循環は起こるのか
 4.財政政策と金融政策
第14章 経済成長と基礎理論
 1.経済成長・発展の基本的要因とは何か
 2.ハロッドの成長理論
 3.ドーマーの成長モデル
 4.新古典派の成長モデル
 5.技術進歩と経済成長
第15章 国際貿易と国際金融
 1.国際貿易の利益
 2.国際収支と外国為替
 3.国際経済と国際経済機構
 4.国際経済と国際通貨制度
参考資料
参考文献
索引

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著者

小淵洋一 著

小淵洋一(おぶち よういち)
城西大学経済学部教授

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