第一部 城戸幡太郎の教育科学と障害児教育理論の研究
序 章 研究の課題と方法
第一篇 一九三〇年代の「特殊教育の近代化」徹底の理論、実践と運動
第一章 科学的な児童観と発達観の創造-伝統的児童研究批判と児童学・発育論争
第二章 子どもの心理と発達研究の「現代化」-児童学研究会(第二期)と児童学構想
第三章 障害論と「精神薄弱」概念-「知能」から「生活能力」へのパースペクティヴ
第四章 「精神薄弱」児教育保護の理念と目的
-城戸幡太郎の民主教育論における「近代化」と「現代化」の視点
第五章 「精神薄弱」児教育保護の制度論
-城戸幡太郎の「近代化」制度構想と改革運動
第六章 「精神薄弱」児教育保護の実践論
-小金井学園の経営、実践と「生活協同体学校」構想
第二篇 戦後における「近代化」構想の継承と「障害児教育の現代化」の課題
第七章 憲法・教育基本法の制定と障害児の「教育の機会均等」
-戦後出発時の「近代化」水準
第八章 城戸幡太郎と戦後占領期の障害児の教育福祉改革
-一九三〇年代の「近代化」制度構想の連続性
第九章 教育制度検討委員会の障害者教育改革構想と城戸幡太郎
-「近代化」の徹底と「現代化」への課題提起
第十章 戦後障害児教育における「近代化」と「現代化」の歴史的位相
-障害児の教育権・学習権論を中心に
終 章 全体的考察-総括と評価
第二部 証言・城戸幡太郎
第一篇 戦前の障害児の教育研究と運動
第二篇 戦後の障害児の教育研究と運動
第三部 解 説 と 資 料
第一篇 重要な関連事項、学校・施設、団体・人名の解説
第二篇 城戸幡太郎著作文献目録
東京学芸大学教育学部助教授 高橋 智
埼玉大学教育学部教授 清水 寛
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