序 論
Ⅰ 日本統治下における女子中等教育の制度的沿革
1 日本統治前の教育/ 2 第一期 台湾総督府国語学校時代
3 第二期 台湾教育令期/ 4 第三期 改正台湾教育令期
5 第四期 中等学校令期
Ⅱ 女子高等普通学校・普通女学校の歩み
1 学校の設立、生徒の修学状況/
2 台湾人の女子教育を担った高等女学校-台湾第三高等女学校を中心に
3 日本人子女のために創立した高等女学校-台湾第一高等女学校を中心に
4 高等女学校 の終焉と日本人の声
Ⅲ アンケート調査に見る高等女学校の生活
1 調査の概要/ 2 調査結果
3 台湾の高等女学校に在学した日本人女学生の声
4 結語・台湾女学校生活の意味
Ⅳ インタビュー調査から見た女学生生活とその後の生き方
1 高等女学校の生活/ 2 戦時下を自覚的に生きた女性
3 日本に想いを寄せつつ生きる 女性/ 4 社会的に活躍する女性たち
Ⅴ 1930,40年代におけるキリスト教主義学校の相剋
1 問題の所在/ 2 台湾におけるキリスト教の伝播
3 台南・長老教中学校の対応/ 4 淡水中学校をめぐる紛糾
5 静修女学校にみる校長の更迭/ 6 戦時下における長栄高等女学校の対応
7 結語
山本禮子(やまもと れいこ)
1929年 東京生まれ
1951年 東京女子師範学校理科化学専攻卒業
1953年 お茶の水女子大学文教育学部教育学科卒業
1955年 同学 専攻科の過程を修了
和洋女子大学勤務、講師、助教授を経て
1974年より、和洋女子大学教授、ジェンダー研究センター研究協力員
著 作:
『高等女学校資料集成』(大空社、1990年)
『高等女学校の研究』(共著、大空社、1990年)
『近代日本のキリスト教と女性たち』(共著、新教出版社、1995年)
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