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国際貿易(上)
―理論と実証  
J.R.マークセン、J.R.メルヴィン、W.H.ケンプファー、K.E.マスカス 著 松村敦子 訳
A5判・上製・320頁
(本体3,300円+税)
ISBN 4-8115-5461-2
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内容概略
 原著は、Tinternational Trade ,Theory and Evidence 1995,McGraw-Hill。国際貿易に関する実証的研究と貿易政策の政治経済学についての詳しい議論が展開され、国際貿易の教科書として必要なテーマをすべて網羅する非常に充実したテキスト。
 国際貿易理論のミクロ経済学的基礎の解説から始まり、国際貿易の原因と結果に関する理論が現実との対比を交えて、実に丁寧に分析されている。貿易の原因に関する各分析において、主要因の効果を明確にするために他の要因の効果を中立化するためのさまざまな仮定のもとに理論が展開されるが、そうした分析手法についても説得的な説明が加えられ、入門者にとって理解しやすい内容となっている。

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目次

第Ⅰ部 国際貿易理論の基礎概念と貿易利益

第1章 序論
第2章 供給と生産可能性
第3章 選好、需要、経済厚生
第4章 開放経済と閉鎖経済における一般均衡
第5章 貿易利益

第Ⅱ部 国際貿易の原因と結果

第6章 国際貿易の原因
第7章 生産技術の国際的相違
第8章 ヘクシャー=オリーン・モデル
第9章 特殊要素モデル
第10章 貿易の決定因としての政府の政策
第11章 貿易と貿易利益の決定因としての不完全競争
第12章 規模に関する収穫逓増
第13章 嗜好・所得・技術進歩と貿易
第14章 比較優位モデルの実証研究

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著者

J.R.マークセン、J.R.メルヴィン、W.H.ケンプファー、K.E.マスカス 著 松村敦子 訳

J.R.Markusen(マークセン)

コロラド大学教授。主として、多国籍企業論や産業組織論的アプローチによる貿易理論を研究。

J.R.Melvin(メルヴィン)

ウォタール大学教授。国際貿易理論、地域経済学。

W.H.Kaempfer(ケンプファー)

コロラド大学教授。公共選択理論の貿易政策への応用などを主要に研究。

K.E.MasKus(マスカス)

コロラド大学教授。主要研究テーマは、比較優位の決定因に関する実証研究、知的所有権を含めた国際技術政策の経済学。

[ 訳 者 ]

松村敦子(まつむら あつこ)

1955年 千葉県生まれ
1978年 慶應義塾大学経済学部卒業 社団法人日本経済研究センター勤務
1987年 慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了
    大妻女子大学、東京国際大学専任講師を経て、
現 在 東京国際大学経済学部助教授 専攻は、国際経済学

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