ヨーロッパ国家史研究
A5判・上製・240頁
（本体2,800円＋税）
ISBN 4-8115-5421-3
内容概略
本書は、ヨーロッパ社会における国家の歴史をたどり、その歴史的プロセスと特質について考察することを主眼とする叙述から成り立っている。
第１､２章は、ヨーロッパ初期中世国家に該当するフランク王国史を対象としている。第３章から第５章までの３章は、中世ドイツ王国の歴史を対象としている。第６章では、バイエルン領邦国家を主題として取り上げ、領邦経済の近代化の主軸を担った領域的枠組における近代資本主義の発達と領邦国家権力の確立の相関を明らかにする。
第１､２章は、ヨーロッパ初期中世国家に該当するフランク王国史を対象としている。第３章から第５章までの３章は、中世ドイツ王国の歴史を対象としている。第６章では、バイエルン領邦国家を主題として取り上げ、領邦経済の近代化の主軸を担った領域的枠組における近代資本主義の発達と領邦国家権力の確立の相関を明らかにする。
目次
序 論
第１章 初期中世西ヨーロッパの国家と貴族権力
第２章 西ヨーロッパ初期中世の地域権力形成
第３章 ドイツ初期中世におけるザクセン朝国家の成立過程
第４章 西ヨーロッパ中世初期の王領と国家形態
第５章 ドイツ中世前期におけるザリエル朝権力の変動過程
第６章 資本蓄積様式の歴史的展開
著者
赤澤計眞（あかざわ かずま）
1934年 新潟生まれ
1961年 東京大学文学部西洋史学科卒業
1963年 同上 言語学科卒業
1972年 東京大学大学院人文科学研究科博士課程西洋史学専攻 修了
1972年 新潟大学人文学部史学科西洋史専攻助教授
1977年 同上 教授
1980年 新潟大学人文学部文化課程西洋史専攻
著 書
『イギリス中世社会構造論』青木書店、1975年
『資本蓄積様式の歴史的展開』技興社、1976年
『土地所有の歴史的形態－イギリス経済史研究－』
青木書店、1977年
『イギリス中世国家史研究』多賀出版、1988年
訳 書
トレヴェリアン著『イギリス史』第１巻、
みすず書房、1972年（共訳）
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