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日本における国家と企業
―エネルギー産業の歴史と国際比較
リチャード.J.サミュエルス 著 廣松毅 監訳
A5判・上製・424頁
(本体6,000円+税)
ISBN 4-8115-5541-4
本書では、国家と企業の関係を扱う。これは、一般的にはビジネスマンと官僚がどのようにして市場を組織化しようと企てているかについての研究であり、特に日本を研究の対象とする。
そうすることの1つの目的は、国内市場を形成するにあたっての国家のさまざまな役割を特定化し説明した上で、国家-企業関係の比較分析を進めることである。もう1つの目的は、日本における国家のこうした役割と国家-企業関係を再度明確化することである。
日本の、エネルギーという、もっとも適切な事例について国家の能力の限界を明確化することでわれわれは1つの重要な教訓を得るであろう。つまりしばしば無視されてきた市場それ自体を見ることによって、国家の自律性と強さがどこにあるかをもっとも適切に調べることができるという教訓である。(「序章」より)
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第1章 国会、市場、相互同意の政治
第2章 先進諸国のエネルギー国営企業
第3章 日本における石炭産業の歴史
第4章 日本における電力産業の歴史
第5章 日本における石油産業の歴史
第6章 日本における代替エネルギーの歴史―合成燃料と原子力
第7章 日本における国家と企業―エネルギー産業
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リチャード.J.サミュエルス 著 廣松毅 監訳
廣松 毅(ひろまつ たけし)
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授
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