第一編 新興市場国の通貨危機
第1章 短期資本とその対応
危機の原因と波及の過程/国際機関と金融・資本の自由化/通貨危機への対応
第2章 メキシコの通貨危機
証券投資の増加と背景/通貨危機の原因と深化
第3章 アジアの通貨危機
通貨危機の原因/短期資本の流入
第4章 アジア通貨危機の伝染
通貨危機の伝染とIMF/タイガー諸国と韓国/ドラゴン諸国と中国
第二編 円の国際化
第5章 若干の概念規定
貿易、通貨ブロックと通貨圏/国際通貨とその要件
第6章 円の公的通貨機能
計算単位機能/介入通貨機能/準備通貨機能
第7章 円の民間通貨機能
契約通貨機能/取引通貨、媒介通貨機能/投資通貨機能
むすびにかえて――規制緩和の幻想
島崎久彌(しまざき きゅうや)
1928年5月 東京都に生まれる
1953年3月 東京大学法学部卒業
同 年4月 (株)東京銀行入行
1984年4月 関東学院大学経済学部教授
1991年7月 博士(経済学)九州大学
1992年4月 神奈川大学経済学部教授
1999年3月 定年退職
主 著
『金の世界』(有斐閣、1982年)
『金と国際通貨』(財団法人外国為替貿易研究会、1983年)
『ヨーロッパ通貨統合の展開』(日本経済評論社、1987年)
『円の侵略史』(日本経済評論社、1989年・日経図書文化賞)
『国際金融論新講』(泉屋書店、1990年)
『大欧州圏の形成』(白桃書房、1996年)
『欧州通貨統合の政治経済学』(日本経済評論社、1997年)
『世界経済のリージョナル化』(多賀出版、1999年)
©Copyright 2004-2024, Taga Shuppan. All Rights Reserved.