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マーシャル体系の成立
―マーシャルとドイツ経済学  
森戸政信 著
A5判・上製・216頁
(本体3,300円+税)
ISBN 4-8115-5801-4
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内容概略
 「人々の「物質的社会的厚生」の確立のための条件分析と「人間性の改善及び進歩」に関する、いわゆる「総合的人間研究」こそが経済学の本質的課題である」と、『経済学原理』で力説するアルフレッド・マーシャル。
 経済学の危機が叫ばれる現在、このマーシャルの「人間論」研究を中軸とした新しい経済学の復位が求められる。そうした課題へ迫る学問的方法論を提示する。

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目次

第Ⅰ部 マーシャル体系の基礎講座
マーシャル研究の基礎視角/マーシャル経済思想における人間像
マーシャル経済学における歴史的方法論/マーシャル企業理論の構造
マーシャルにおける企業者像分析/マーシャル地代論の基盤
マーシャル均衡理論の構造/マーシャル準地代概念の再検討
第Ⅱ部 マーシャルとドイツ経済学
マーシャルとドイツ経済学/リスト経済思想体系の基礎構造
リストのアメリカ経済思想評注/ W.O.ヘンダーソンの F.リスト論
マーシャル経済学体系の成立

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著者

森戸政信 著

森戸政信(もりと・まさのぶ)

1978年 福岡大学大学院経済学研究科博士課程修了
現 在 中村学園大学短期大学部助教授
著 書 『簿記会計学』(多賀出版、1999年)
    『近代経済学の系譜』(多賀出版、1999年)

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