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国際貿易(下)
―理論と実証  
J.R.マークセン、J.R.メルヴィン、W.H.ケンプファー、K.E.マスカス 著 松村敦子 訳
A5判・上製・286頁
(本体3,600円+税)
ISBN 4-8115-5471-X
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内容概略
 原著は、Tinternational Trade ,Theory and Evidence 1995,McGraw-Hill。国際貿易に関する実証的研究と貿易政策の政治経済学についての詳しい議論が展開され、国際貿易の教科書として必要なテーマをすべて網羅する非常に充実したテキスト。
 国際貿易理論のミクロ経済学的基礎の解説から始まり、国際貿易の原因と結果に関する理論が現実との対比を交えて、実に丁寧に分析されている。貿易の原因に関する各分析において、主要因の効果を明確にするために他の要因の効果を中立化するためのさまざまな仮定のもとに理論が展開されるが、そうした分析手法についても説得的な説明が加えられ、入門者にとって理解しやすい内容となっている。上巻は99年刊。

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目次

第Ⅲ部 貿易政策
  第15章 関 税
  第16章 輸入割当と他の非関税障壁
  第17章 不完全競争、収穫逓増、戦略的貿易政策
  第18章 特恵的貿易地域
  第19章 貿易政策の政治経済的分析
  第20章 貿易政策実施上の諸問題
第Ⅳ部 生産要素貿易、経済成長、対外直接投資の理論
  第21章 生産要素の国際移動
  第22章 対外直接投資と多国籍企業
  第23章 生産要素の蓄積と異時点間貿易

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著者

J.R.マークセン、J.R.メルヴィン、W.H.ケンプファー、K.E.マスカス 著 松村敦子 訳

J.R.Markusen(マークセン)
コロラド大学教授。主として、多国籍企業論や産業組織論的アプローチによる貿易理論を研究。

J.R.Melvin(メルヴィン)
ウォタール大学教授。国際貿易理論、地域経済学。

W.H.Kaempfer(ケンプファー)
コロラド大学教授。公共選択理論の貿易政策への応用などを主要に研究。

K.E.MasKus(マスカス)
コロラド大学教授。主要研究テーマは、比較優位の決定因に関する実証研究、知的所有権を含めた国際技術政策の経済学。

[ 訳 者 ]

松村敦子(まつむら あつこ)

1955年 千葉県生まれ
1978年 慶應義塾大学経済学部卒業 社団法人日本経済研究センター勤務
1987年 慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了
    大妻女子大学、東京国際大学専任講師を経て、
現 在 東京国際大学経済学部助教授 専攻は、国際経済学

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