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日本の近代教育とインド
上田学 著
A5判・上製・224頁
(本体5,000円+税)
ISBN 4-8115-5931-2
本書は、明治後半から大正時代にかけて、当時の日本の教育制度に関する情報がインドにどのようにして届けられ、そこでの教育改革の基礎資料として活用されていったかを明らかにしたものである。
明治の初頭以後における日本の教育が急速に普及していったことが、西洋列強の支配下にあったアジア諸国に強烈なインパクトを与えたため、日本の教育制度への関心が高まったが、このような動向が東アジア、東南アジアにとどまらず南アジアまで波及していったことはこれまであまり知られていなかった。
本書は今世紀初頭以後の日本の教育がインドにどのようにして紹介されていったか、また現地における教育改革論議にいかなる影響を与えたかを、インド、日本、英国に残されている資料をもとに、論証したものであり、日本の近代教育制度史の新しい局面を取り上げた研究であるということができる。
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第1章 英領インドの概観と教育事情
第2章 訪日したシャープと訪日計画
第3章 日本おける調査・視察の概要
第4章 シャープの報告書
第5章 帰国後の活動
第6章 インドにおける教育改革論議
第7章 ヨーロッパへの提供
第8章 大正時代における日本の教育制度理解
終 章 まとめと今後の課題
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上田学 著
上田 学(うえだ まなぶ)
1947年 京都市生まれ
京都大学大学院教育学研究科博士課程単位修得退学
帝塚山大学助手、講師、助教授を経て、
現在、京都女子大学文学部教授
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