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書籍のご案内

[ハンドブック]公共選択の展望Ⅱ
(全3巻)  
D.C.ミューラー 編 関谷登、大岩雄次郎 訳
A5判・上製・242頁
(本体3,000円+税)
ISBN 4-8115-5722-0
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内容概略
 公共選択もしくは合理的政治学は、合理的個人が彼ら自身の利益を促進しようとするモデルに依拠しているという点で、政治的行動の研究への他のアプローチと異なっている。この5部からなる本書はその分野の主要なアイデアおよび文献をサーベイする。北米およびヨーロッパからの経済学者、政治学者30人によって書かれた25の論文を収録している。
 本第Ⅱ巻は、第Ⅲ部「選挙政治」――多党システム、利益集団、ログ・ローリング、および政治的景気循環を論じている――、および第Ⅳ部「個人的行動と集合的行動」――個々の意思決定者に焦点を当て、そこでは、個人の行動、すなわちひとびとはなぜ投票するのか、彼らはなぜ彼らがいましているように投票するのか、に関する実験による研究のサーベイを含む――、より構成される。

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目次

第Ⅲ部 選挙政治
  第12章 選挙と委員会の空間分析:40年間の研究(ピーター・C・オードシュック)
  第13章 多党選挙政治(ノーマン・ショーフィールド)
  第14章 利益集団:金、情報および影響力(デーヴィット・オースティン-スミス)
  第15章 ログ・ローリング(トーマス・スラットマン)
  第16章 政治的景気循環(マーティン・パルダム)
第Ⅳ部 個人的行動と集合的行動
  第17章 投票することはどんなときに合理的か(ジョン・H・アルドリッチ)
  第18章 投票行動(モリス・P・フィオリナ)
  第19章 公共選択実験(エリザベス・ホフマン)

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著者

D.C.ミューラー 編 関谷登、大岩雄次郎 訳

デニス・C・ミューラー(Dennis C.Mueller)

デニス・C・ミューラー(Dennis C.Mueller)
ウィーン大学経済学部教授。
彼の主要な研究関心は、公共選択および産業組織論にある。
彼は、Public Choice Ⅱ,Profits in the Long Run,および Constitutional Democracy の著者であり、また多くの論文を書いている。
彼は、公共選択学会、南部経済学会、産業組織学会、およびEARIEの元会長である。


関谷 登(せきや のぼる)

1947年生まれ
東北学院大学経済学部教授
著 書 『入門公共選択』(共著)、『公共経済学の基礎』(共著)、『制度経済学の基礎』(共著)
訳 書 N.マーキュロ&T.ライアン『法と経済学』、J.M.ブキャナン『コンスティテューショナル・エコノミックス』(共訳)


大岩雄次郎(おおいわ ゆうじろう)

1948年生まれ
東京国際大学経済学部教授
著 書 『入門公共選択』(共著)、『公共経済学の基礎』(共著)、『経済政策の基礎理論』(共著)
訳 書  J.M.ブキャナン『自由の選択』(共訳)、G.タロック『政府は何をなすべきか』

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