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[ハンドブック]公共選択の展望Ⅲ
(全3巻)  
D.C.ミューラー 編 関谷登、大岩雄次郎訳
A5判・上製・298頁
(本体3,200円+税)
ISBN 4-8115-5723-9
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内容概略
 公共選択もしくは合理的政治学は、合理的個人が彼ら自身の利益を促進しようとするモデルに依拠しているという点で、政治的行動の研究への他のアプローチと異なっている。
 この5部からなる原書はその分野の主要なアイデアおよい文献をサーベイする。北米およびヨーロッパからの経済学者、政治学者、30人によって書かれた25の論文を収録している。
 本書第III巻は、そのうちの最後の第V部「公共選択の実際」――公共選択の論理の官僚制、課税および政府規模への適用を対象とする――を収録する完結巻。
 また、第I巻から第III巻まで全巻通しての参考文献、人名索引、事項索引を収録している。

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目次

第Ⅴ部 公共選択の実際
  第20章 現代官僚理論(ロナルド・ワイントロープ)
  第21章 官僚制の実証理論(テリーM.モー)
  第22章 課税の政治経済学(ウオルター・ヘティッチ、スタンレーL.ウイナー)
  第23章 レント・シーキング(ロバートD.トリソン)
  第24章 国内保護:経験的証拠(ステファンP.マギー)
  第25章 国民所得に占める政府の割合はなぜ拡大するのか:合衆国の経験に関する最近の研究の評価(テェリルM.ホルセイ、トーマスE.ボーチャーディング)
  訳者あとがき
  参考文献/人名索引/事項索引

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著者

D.C.ミューラー 編 関谷登、大岩雄次郎訳

デニス・C・ミューラー(Dennis C.Mueller)

デニス・C・ミューラー(Dennis C.Mueller)
ウィーン大学経済学部教授。
彼の主要な研究関心は、公共選択および産業組織論にある。
彼は、Public Choice Ⅱ,Profits in the Long Run,および Constitutional Democracy の著者であり、また多くの論文を書いている。
彼は、公共選択学会、南部経済学会、産業組織学会、およびEARIEの元会長である。

[ 訳者紹介 ]

関谷 登(せきや のぼる)

1947年生まれ
東北学院大学経済学部教授
著 書 『入門公共選択』(共著)、『公共経済学の基礎』(共著)、『制度経済学の基礎』(共著)
訳 書 N.マーキュロ&T.ライアン『法と経済学』、J.M.ブキャナン『コンスティテューショナル・エコノミックス』(共訳)

大岩雄次郎(おおいわ ゆうじろう)

1948年生まれ
東京国際大学経済学部教授
著 書 『入門公共選択』(共著)、『公共経済学の基礎』(共著)、『経済政策の基礎理論』(共著)
訳 書  J.M.ブキャナン『自由の選択』(共訳)、G.タロック『政府は何をなすべきか』

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