序 章 本研究の課題と対象および方法
第1章 シカゴ学校改革法(1988年)の成立
改革法成立の背景/シカゴ学校改革法とその理論的基盤/シカゴ学校改革法をめぐる基本的論争点
第2章 シカゴ学校改革の展開
学校改革の実施状況/学校改革の初期的課題/学校支援団体の動き
第3章 教育専門家と素人の関係―人事システムに着目して―
校長の評価および任免/教師に対する人事/1988年法制下の素人と教育専門家の関係
第4章 校長・教師・素人の政策決定行動
検討の方法/スプライ初等学校の事例/各アクターの行動スタイル
第5章 学校の「政策決定ネットワーク」と学校改善
「政策決定ネットワーク」の内部構造/「政策決定ネットワーク」の対外構造
第6章 学校評議会制度と「公的討議」
学校評議会における「公的討議」/「学校の定義」と教育活動/学校評議会制度の可能性
第7章 1995年における学校改革法改正―その過程と特質―
1995年の法改正の背景/1995年法改正の内容、学校改革理事会と学校の関係
第8章 教育委員会の影響力と役割―学校の自律性を前提として―
本章の課題と視座/学校干渉措置の影響/学校干渉措置の効果と課題
終 章 総括と今後の課題
本研究の成果/「学校の自律性」概念の再検討/今後の研究上の課題
参考文献、索引、あとがき
山下晃一(やました こういち)
1970年 愛媛県生まれ
1993年 京都大学教育学部卒業
1998年 日本学術振興会特別研究員
2000年 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了
博士(教育学)
同 年 和歌山大学教育学部専任講師
主要論文:「シカゴ学校改革における学校評議会制度の意義」
「アメリカの「校長リーダーシップ」をめぐる制度改革に関する一考察」
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