第Ⅰ部 研究の枠組み
序 章 研究の目的と枠組み
本研究の目的と背景/先行研究の概観/研究の枠組み/研究の方法/論文の構成
第1章 国立大学に対する政府財政支出の構造
政府予算における国立大学関係支出/国立学校特別会計歳出と国立大学/機能別使途から見た研究費関係予算の多様性
第2章 研究費関係予算の分類と時期区分
国立大学における研究費関係予算/主な研究費関係予算の分類/研究費補助の趨勢と時期区分
第Ⅱ部 実証的研究
第3章 戦後的構造の生成期(終戦~1955年)
戦前の帝国大学の研究活動の財政基盤/終戦後の学術研究を巡る状況/敗戦を経た研究費補助の戦後的特徴の生成/研究費補助の抱えた問題/国立大学の研究費補助の戦後的構造
第4章 戦後的構造の発展期(1956~73年)
経済成長と学術研究を巡る状況/研究費補助の戦後的構造の強化/成長に伴い進行した矛盾の拡大/研究費補助の戦後的構造の強化
第5章 戦後的構造の変容期Ⅰ(1974~80年)
政治経済状況の変化/研究費補助における変化/新たな問題の胎動/研究費補助の構造変化の始まり
第6章 戦後的構造の変容期Ⅱ(1981~91年)
政治経済的状況の変化/研究費補助における変化の進展/窮乏化と重点化のはらむ問題/戦後的構造の変容の進展
第7章 戦後的構造の変容期Ⅲ(1992年~現在)
政治経済状況の変化/研究費補助の新たな動向/研究費補助の新たな動向の背景/構造変化の方向の変化
第8章 結論と課題
阿曽沼明裕(あそぬま あきひろ)
名古屋大学大学院教育発達科学研究科助教授
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