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書籍のご案内

心が消費を変える
―消費者心理の変化と消費増減の関係を探る  
佐野美智子 著
A5判・上製・192頁
(本体3,700円+税)
ISBN 4-8115-6851-6 C1034
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内容概略
「本書の目的は、消費者の心理要因が消費支出行動にどの程度の影響を及ぼしているのかを明らかにし、支出行動を規定する消費者心理の構造と、実際の支出行動との関連度合いを明らかにすることである。分析研究には、消費者調査(時系列調査)データを利用する。マクロ・レベルで、アグリゲート・データを利用した時系列分析をおこない、心理指標の消費予測能力を実証する。」(本書、序章より)

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目次

まえがき 
序章 問題提起
 1.消費者心理動向に対する関心の高まり
 2.消費者心理の動きから消費予測は可能か?
 3.消費者心理の中身
 4.今後の経済社会の変化と消費予測
 5.本書の構成
  <消費に関する先行研究>
第1章 マクロ消費と消費者心理――消費に関する先行研究・その1
 1.Katonaの先駆的研究
 2.米国で利用される心理指標
 3.日本で利用される心理指標
第2章 心理指標の予測力――消費に関する先行研究・その2
 1.混在する検証結果
 2.購入意図と態度のどちらが有効な予測指標か?
 3.時系列分析による予測力の検証
 4.パネルデータによる分析
第3章 消費態度の研究――消費に関する先行研究・その3
 1.個票データを利用した消費態度研究
 2.集計値データを利用した消費態度研究
  <データ分析とモデル構築>
第4章 消費予測指標としての心理指標の有用性――時系列分析による、心理-行動関連のマクロ・レベルの検討
 1.分析目的
 2.分析方法と利用するデータ
 3.分析結果
 4.まとめ
第5章 消費態度のモデルの構築――クロス・セクション分析で消費意欲の規定因を探る
 1.分析目的
 2.分析方法と利用するデータ
 3.因子分析とその結果
 4.消費態度モデル
 5.時系列でみる因果関係の強さの変化
 6.まとめ
第6章 消費のトータル・モデルの検討――短期パネルデータを利用した心理-行動関連のミクロ・レベルの検討
 1.分析目的
 2.分析方法と利用するデータ
 3.消費支出行動の規定因
 4.消費支出行動の因果関係
 5.モデルの時系列比較
 6.まとめ
  <これからの消費予測に向けて>
第7章 今後の経済社会の変化と消費予測
 1.今後の社会変化の影響を考える
 2.年齢層別分析の必要性
 3.消費者心理の年齢層別の特徴
 4.年齢層別に見た心理と行動との関連
 5.まとめ
終章 総括と今後の課題
参考文献

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著者

佐野美智子 著

佐野美智子(さの みちこ)
高千穂大学商学部教授

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