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書籍のご案内

国際文化学序説
  
幸泉哲紀・村田鈴子 著
A5判・上製・160頁
(本体2,800円+税)
ISBN 4-8115-6891-5 C1036
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内容概略
 グローバリゼーションという世界を取り巻く社会変化とともに、その必要が叫ばれるようになった学問「国際文化学」。その「国際文化学」とはどのような学問なのか。どのような現象を、どのような方法で研究していく学問なのか。既成の諸学問とどのように関わっているのか。また、この学問の学修には、どのようなカリキュラムや教授法が使用されるべきなのか。
 本書はこうした問題に答えることで、新しい学問である「国際文化学」の構築をめざしている。文化をオープン・システムとして見ることで文化の接触・移転・変容に関するさまざまな現象が、学際的、かつ超学際的な視点と方法で研究されるべきこと、そしてその研究の成果が異文化コミュニケーションと人類共存のために学修されるべきことが示される。

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目次

まえがき 
第1章 なぜ国際文化学なのか
 1.国際化からグローバリゼーションへ
 2.「グローバリゼーション」による社会関係の多様化
 3.国際関係論から国際文化学へ
第2章 国際文化学の構造と方法
 1.「文化」の意味
 2.国際文化学における「文化」
 3.国際文化学の先駆者
 4.国際文化学の構造と方法
第3章 国際文化学の研究課題と展開
 1.「文化」の形成と維持
 2.「文化」の移転と変容
 3.外来文化受容の型
第4章 国際文化学の使命
 1.異文化との接触と文化摩擦
 2.文化シンボルと異文化コミュニケーション
 3.異文化コミュニケーションと相互育成
第5章 教育と文化
 1.教育と文化について
 2.学校教育と文化の課題
第6章 異文化理解のための国際理解教育
 1.国際理解教育の歴史
 2.国際理解教育の発展
 3.学校教育における国際理解教育と異文化理解
第7章 教育を通しての人類の共生
 1.実践的活動の一例
 2.仏教における共生のための考え
 3.人類共生のための教育
参考文献
初出一覧
あとがき
索引

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著者

幸泉哲紀・村田鈴子 著

幸泉哲紀(こいずみ てつのり)
龍谷大学国際文化学部教授

村田鈴子(むらた すずこ)
元龍谷大学教授

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