第1章 序論― 一般的主題
第Ⅰ部 マクロ経済学の関心事:成長と停滞
第2章 ジェヴォンズの経済成長論
序論:初期の時代
石炭問題
人口成長
社会的成長の法則
成長に対する希少性の制約
因果のメカニズム
実証分析と政策提言
結論
『石炭問題』とジェヴォンズの「手痛い失敗」
『石炭問題』とエネルギー物理学
第3章 太陽黒点と期待―ジェヴォンズの経済変動論
序論
期待の役割に関する初期の認識
変動についてのジェヴォンズの初期の分析
ジェヴォンズの太陽黒点説
経済政策と変動
ジェヴォンズの太陽黒点説の批判的評価
結論
第Ⅱ部 ミクロ経済理論
第4章 ジェヴォンズの経済学:原点、領域と目的
序論
ジェヴォンズの知的遺産:1871年と1879年の序文
ジェヴォンズの数学理論に関する簡単な説明
経済学の理論の領域と目的
結論
第5章 ジェヴォンズの交換理論
序論
効用の法則
交換の理論
理論的意味合いと現実妥当性
結論
第6章 生産
序論
不効用:労働理論
「経済学の認知された学説」との関係
地代の理論
資本蓄積
結論:利潤と賃金の関係
第7章 ジェヴォンズと功利主義
序論
ベンサム,J.S.ミルと効用
ジェヴォンズのミル基準の否定
経済政策の推定的指針
ジェヴォンズのミルに対する負い目
結論
第Ⅲ部 経済政策
第8章 ジェヴォンズの政策分析
序論
政策分析の特定分野への応用
課税について
労働組合と協同組合
教育について:異時点間の意思決定問題
19世紀後半における効用測定の発展
結論
第Ⅳ部 方法論
第9章 実証的方法論の登場―ジェヴォンズの経済学方法論
序論
因果関係と偶然について
J.S.ミルの方法論
ジェヴォンズの経済学方法論
結論
第10章 ジェヴォンズの実証研究
序論
物価の変動
貨幣制度の実情
ダヴェナントの法則
太陽黒点周期説
ジェヴォンズの方法論に対する若干の反応
結論
第11章 結論
訳者あとがき
参考文献
石橋春男(いしばし はるお)
日本大学商学部教授(大東文化大学名誉教授)
関谷喜三郎(せきや きさぶろう)
日本大学商学部教授
栗田善吉(くりた ぜんきち)
(財)運輸調査局 調査研究センター主任研究員
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