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現代会計の諸相―言語・物語・演劇
青柳文司著
A5判・上製・196頁
(本体3,000円+税)
ISBN 978-4-8115-7411-0 C1034
会計は“企業の言語”とよばれる。言語の主たる用法には物語があり、物語の上演である演劇がある。本書は、言語・物語・演劇、をキーワードに会計を考える。20世紀末から21世紀にかけて、会計の合理性・論理性・透明性が現代会計の標識となった。そして、資本市場における投資家の意思決定に役立つ情報提供が、各種利害を調整する持分保護の役割に代わって現代会計の主たる役割となった。それに伴い、グローバリゼーションの時代にあって、会計基準の国際的なコンバージェンスが現代会計の主要な課題となっている。本書は、言語・物語・演劇の三位一体の見方に立って、現代会計の諸相を考察する。英米にはアカウンタント〈会計人〉という用語があるが、それは会計の実務・研究・教育に携わる人の総称である。いまや、環境破壊と社会格差が深刻化する状況において、会計人は現代会計のあり方がこの難局と無関係ではないことを自問自答する時である。会計士は実務の末端に拘泥するだけで良いのだろうか。会計の真相究明と社会貢献のためにも、本書が会計人必読の書となることを期待する。
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はしがき
Ⅰ 序説
1 日本語と会計言語
2 言語・物語・演劇
3 現代会計の主たる様相
Ⅱ 会計言語
1 現代会計の標識
2 会計の合理性と論理性
3 会計の透明性
4 ソシュール理論の現代性
5 オースティンの言語行為論
6 資産の言語的性格
Ⅲ 会計物語
1 歴史物語としての会計
2 証拠医学と物語医学
3 証拠会計学と物語会計学
4 減損会計の物語
5 会計物語の時間
6 資産負債観と収益費用観
Ⅳ 会計演劇
1 演劇としての会計
2 会計の演劇モデル
3 舞台の前景と後景
4 全体演劇への道
5 会計の虚構性と儀式性
6 包括利益と純利益
Ⅴ 会計社会の現状と将来
1 政治の虜としての会計
2 会計基準のコンバージェンス
3 会計文化と会計哲学
4 会計社会の現状
5 会計社会の将来
索引
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青柳文司著
青柳文司(あおやぎ ぶんじ)
元横浜商科大学教授
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